コラム– category –
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Obligate Translationと巻き肩
Obligate Translationだけ聞くと難しく聞こえてしまうかもしれませんが、簡単にいえば骨頭変位のことを指します。 球関節に対峙する際に、臨床上、頭に入れておくべき内容となりますので、ここで理解しておきましょう。 巻き肩を肩甲上腕関節から紐解くと... -
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中殿筋とトレンデレンブルグ徴候
中殿筋は主要な股関節外転筋であり、歩行やその他の機能的活動中に骨盤の前額面の安定性を提供します。1) 中臀筋が弱い、または機能不全に陥ると、下肢の多数の損傷や歩行周期の異常に関連することから、どのような主訴のクライアントでも初期に必ず機能... -
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呼吸の概論
ここ最近ようやく「呼吸」について関心が高まっているように思えます。 呼吸が人体の重要な機能であることは疑いの余地がありません。 代謝に必要な酸素を供給し、これらの反応の副産物である二酸化炭素を除去することで生命を維持します。 しかし、呼吸に... -
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肩関節挙上制限と上方回旋力
前鋸筋は肩甲帯の安定化を担う筋であることは有名です。ピラティススタジオやパーソナルジムの現場指導では、肩関節疾患だけではなく、肩関節の挙上制限や挙上の不良動作に出くわす機会は非常に多いと思います。 前鋸筋が大切なのは分かっている でも現場... -
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クライアントとのコミュニケーション②「SOAP」の活用
クラインアントとのコミュニケーション①にて ・お客様の明確になっていない悩みや目標をトレーナーが勝手に解釈してはゴール設定で相違が生まれる・体験での効果測定がうまくいかなかった場合、主訴や評価、仮説を考え直さなければいけない という内容をご... -
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関節可動域(ROM障害)に対する運動療法
運動指導者の評価・介入において必須となるのが関節可動域(ROM : range of motion)です。 そして関節可動域の改善も現場で必ず求められるもので、その重要性は皆さん重々ご理解されていることかと思います。 実際に理学療法士協会の調査でも、治療を行う... -
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股関節伸展動作を深掘り
所謂「脚痩せ」にお悩みのクライアントさんは非常に多いですが、そのほとんどが「股関節伸展動作」に問題があることが多いです。 股関節伸展可動域の低下 股関節伸展時の代償動作 股関節伸展時の筋動員パターン 上記が様々な原因から複合的に混ざり合い、... -
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クライアントとのコミュニケーション①「体験時のカウンセリング」
みなさんのパーソナルトレーニングや、ピラティスレッスンを受けに来るお客様にはどんな目的や動機が多いでしょうか? SNSを見て「自分の悩みを解決してくれそう」と期待を持って受けに来る方から「チラシを見た」「体験料が無料だからきた」「看板を見た... -
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巻き肩に対する運動療法
巻き肩は現場で散見される代表的な姿勢不良です。 巻き肩の定義 まずは巻き肩の定義として、上腕骨の正常アライメントから見ていきましょう。 上腕骨は、矢状面において床面に対して垂直位とされています。 前述の通り、上腕骨のアライメントでは、上腕骨... -
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関節可動域の基礎理解
「ROM(ロム)」とは、Range of Motionの略で関節可動域を意味します。 主に「ROM」の評価の目的は以下の通りです。 ・関節の動きを阻害している原因について探る・適切なアプローチを選択する際の手がかりにする・障害の程度を判定する そしてROMには、Pass...